1956年7月、書肆ユリイカから刊行された大岡信の第1詩集。装幀は長谷川周子。
目次
夜の旅
- 青春
- だるい夢
- 夢のひとに
- 有明け
- うたのように1
- うたのように2
- うたのように3
- 額のエスキース
- 青空
- 岩の人間
- 街は夢みるように
- 壊れた街
- 二十歳
- 夜の旅
- 人間たちと動物たちと
- さむい夜明け
- 沈む
- 一九五一年降誕祭前後
春のために
- 春のために
- 神話は今日の中にしかない
- 生きる
- 可愛想な隣人たち
- 夢はけものの足どりのようにひそかにぼくらの屋根を叩く
- 地下水のように
- 詩人の死
- 痛み
- 二人
- 生誕の朝
証言
- ある季節のための証言
- いたましい秋
- この島の上で
- 道標
記憶と現在
- 男あるいはアメリカ
- 遅刻
- 手
- 翼あれ 風 おおわが歌
- 肖像
- 六月
- メキシコの顔
- 物語の朝と夜
- 帰還
- presence
あとがき