1982年5月、砂子屋書房から刊行された奥村真(1949~2009)の第1詩集。装幀は倉本修。付録栞は、佐々木幹郎「地下水のエネルギー」、内村剛介「若き詩人へのパステルナークの手紙」。刊行時の著者の住所は千葉市松波町。
昨秋、同名の私家版を手書きで上梓し、以来ひとの勧めを待ってのち数篇を加え、かねてより面識のあった田村雅之さんの尽力を得てさまになった。
内村剛介、佐々木幹郎両氏の評に対し望外の喜びを記す、と同時にわたしの世界の多くのひとびとに感謝する。 あえてわがままを許して欲しい、と思っている。
(「跋」より)
目次
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- 忌臭祓い
- 流民・再見
- 山林伐採
- 螢の通夜
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- 集団登校
- 極東無精
- 浦島太郎の恋
- 純粋持続の空
- Like autumn (不埒な秋)
- 靴の街角
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- 誰そ彼の地見屋
- 格闘甲虫
- キャリアウーマンアンナ
- 産業社会
- トショ (隅の老人)
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- 彗星
跋
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