1977年12月、泰流社から刊行された新谷行(1932~1979)の評論集。編集は高橋徹。
目次
第一章 遍歴の底にあるもの
- 一 その視座について
- 二 大震災の体験
- 三 漂流者としての自覚
- 四 戦時下の姿勢
- 五 「恥」の意味
第二章 嫌悪と否定
- 一 「おっとせい」について
- 二 どぶ底からの批判
- 三 光晴とスティルナー
- 四 近代詩の流れと自我
第三章 孤立と屈折
第四章 人間の悲劇について
- 一 戦後の再出発
- 二 自己の解剖
- 三 亡霊
- 四 ぱんぱんと崑崙奴(くろんぼ)
- 五 えなの唄
第五章 ニヒリズムとキリスト
- 一 ダンディズム
- 二 水のイメージ
- 三 キリストとの対峙
第六章 エロチシズム
- 一 恥部と恥部のふれあい
- 二 女たち
- 三 エロスを岩に
- 四 いのちの曼陀羅図
- 五 絶筆「六道」について
後記
金子光晴年譜
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