1990年10月、葦書房から刊行された杉山参緑(1926~2000)の詩集。著者は夢野久作の三男。
目次
- 独居
- いそがしい人
- 波止場
- 海
- 凍原
- 柱
- 雪模様
- 吹雪
- 吠える椿
- 大寒
- ウインクの別れ
- 言葉は雫なんだ
- ダンスパーティの弔鐘
- 曙光
- 対話の白壁
- くれないの溜息 一匹
- 反乱
- 臨終の糧食
- もう 一息なんだ ボロ服よお
- 女生徒
- 十二月八日
- 休日に友達(ポエム)が話してくれた話
- 翼よ おれは人間なんだあ
- 汚れた血
- 美しい故里
- 天使よ 白壁にまさるノートはないんだ
- 酔っぱらい歌曲(リード)
- 酔人の歌
- アルコール・乾杯
- コップ一杯の唄
- やさしい人
- むつかしい人
- 出発のピストルは鳴った
- 青空への乾杯
- 朝焼けの歌
- しづかな人
- さびしい人
- まよえる人
- つとめる日日の椅子に
- 白壁の下に灯はない
- 渚
- 白炎の土地
- 聖らかな口笛の下
- 落下した時間の下で
- 私達は 新世界に生きる
- 生命ある予言の声
- デキモノを書ける人であれ
あとがき 越天楽考歌
参緑の繭 三苫鉄児