1960年12月、南方社から刊行された村岡伊平治(1867~1943)の自伝。村岡は女衒として知られる。
目次
第一編 南支時代
- 第一章 発端
- 第二章 香港
- 第三章 船員生活
- 第四章 天津
- 第五章 上海
- 第六章 厦門
第二編 シンガポール時代
- 第一章 生活安定の道
- 第二章 前科者収容所の経営
- 第三章 日本人会
- 第四章 視察旅行
- 第五章 日本人会の組織
- 第六章 第一回の帰国
- 第七章 各地の開墾
- 第八章 身辺雑事
- 第九章 学生と前科者の世話
- 第十章 送還者と渡航者
- 第十一章 国王の色気
第三編 セレベス時代
第四編 マニラ時代
- 第一章 マニラ上陸
- 第二章 日本人会の設立
- 第三章 邦人街の不安
- 第四章 領事館との関係
- 第五章 早川夫婦の世話
- 第六章 愛国婦人会の運動
- 第七章 日露戦争
- 第八章 各地の移民
- 第九章 マニラの事情
- 第十章 当時の二大事件
- 第十一章 日本人の登録
- 第十二章 旅行
- 第十三章 身辺雑事
第五編 レガスピー時代
- 第一章 パラカレ村
- 第二章 視察旅行
- 第三章 ナガ市で開業
- 第四章 レガスピーへ移転
- 第五章 レガスピーの生活
- 第六章 製紙原木の伐採
- 第七章 製菓業
- 第八章 明治から大正へ
- 第九章 麻山の経営
- 第十章 製紙合資会社の設立
- 第十一章 マヨン登頂に成功
- 第十二章 帰着後のできごと
- 第十三章 日本人会の設立
- 第十四章 マヨン山の大爆発
- 第十五章 故国日本へ
- 第十六章 また南洋へ逆戻り
年譜
あとがき
編集者のことば