松本たかし 松本たかし句集

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 1935年12月、欅発行所から刊行された松本たかしの句集。画像は函欠本。

 

 この集に収録した七百五十餘句は、大正十三年頃から、昭和八年初夏までに作られたものである。ホトゝギス雑詠、各種の句會その他で虚子先生の選を經た、千句餘りの中からそれだけ抽出した。
 抽出の態度は、なるべく暢氣に、自分の生活の記録になりさうなものは残して置くといふ意を以てした。
 俳句に就ては、私は何事をも語り得ない。唯俳句を作つてゆかう――作るより他に仕方がない、といふ覺悟が決つただけのことである。

 

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