2020年9月、空とぶキリン社から刊行された長嶋南子(1943~)の第10詩集。表紙と扉絵は長嶋五郎。著者は茨城県常総市生まれ、刊行時の住所は足立区南花畑。
こんなはずではなかった日々を過ごしている。どんな日々を過ごしていても、こんなはずではなかったと思うのだろう。
出来上がった詩を見ると、いつもこんなはずではなかったという思いにかられる。そうして日が暮れていく。
詩集をまとめるにあたって、松下育男さん、空とぶキリン社の高階杞一さんにお世話になった。感謝。
(「あとがき」より)
目次
Ⅰ 菜種つゆ
- 菜種つゆ
- 仕事
- イス
- 姉妹
- 女
- 干し柿
- 誰もいない
Ⅱ トマト畑
- 手
- 耳
- うおの目
- フライドチキン
- 寒波
- 池袋
- モップ
- 帯状疱疹
- 分身
- 入浴
- 牢屋
- トマト畑
- 夜
Ⅲ わたしは忙しい
- 歯
- ふり
- とうもろこし
- 家
- 人生ゲーム
- 犬殺し
- わたしは忙しい
- 嫌われながら
- 殺りく
- 本望
あとがき
書評等
詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
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