1983年3月、永田書房から刊行された濱川博(1923~)のエッセイ集。
目次
Ⅰ
- 棟方志功 荒魂を呼ぶ日本の魂
- 津田青楓 逆説の懶哲学
- 北村西望 ある敗戦秘話
- 浜田庄司 リーチとの友情
- 川端康成 安らかなデスマスク
- 雨田光平 幻想の三好達治箏
- 大木惇夫 天性の詩の童神
- 金子光晴 思い出の長崎の旅
- 大熊信行 「国家悪」をえぐる
- 五島美代子 歌道に生命かける
- 曽宮一念 人生の達人の処女詩集
- 上林曉 文学の鬼
- 美土路昌一 若山牧水への秘められた友情
Ⅱ
- 谷崎潤一郎と吉井勇
- 内藤濯の遺歌集
- 三好達治と三国
- 土岐善麿の老春の歌
- 土岐さんと楚人冠
- 土岐善麿と折口信夫
- 土岐さんの死 生きることが専門
- 浅野晃の東洋への郷愁
- リーチの魂よ、永遠であれ
- クルト・ブラッシュ 禅画と日本文化
- サイデンステッカー教授と九州の旅
Ⅲ
- 内田魯庵の友情
- 武者小路実篤の生と死
- 久松潜一の絶筆
- 萩原朔太郎と高橋元吉 詩語に対するきびしさ
- 阿部次郎の二メートルの手紙 大熊信行に宛てた
- 林芙美子と長崎
- 自殺した木村荘太の手紙 死をかけた文学回想録
- エロシェンコと神近市子 日本追放の盲詩人
- 水上勉さんの唄
- 太宰治と土井虎賀寿 道化と仮面
- ソルジェニーツィンと山鹿素行
- 八雲と三成重敬
- 保田與重郎追懐
あとがき