アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき 石原真衣 村上靖彦

 2024年6月、岩波書店から刊行された石原真衣(1982~)と村上晴彦(1970~)の評論集。カバーは結城幸司。


目次

序章 まなざされるアイヌとまなざし返すアイヌ

第1部 遺骨返還運動とアイヌ近代史

  • 第1章 先人の尊厳と未来の教育――遺骨返還運動にたずさわる木村二三夫さん
  • 第2章 アイヌ文化を伝えられてこなかったことに誇りを持っている――親族の遺骨を探索するBさん
  • 第3章 幽閉されるアイヌと遺骨

第2部 インターセクショナリティ

  • 第4章 アイヌ女性と複合差別――ヘイトスピーチと闘う多原良子さん
  • 第5章 先住民フェミニズム批評――Ain't I a Woman? /「私」は女ではないの?
  • 第3部 アイヌと外部を行き来する
  • 第6章 羽をパタパタさせればいい――アイヌ近現代史研究者である新井かおりさん
  • 第7章 家出少年は傍らに神話を持つ――美術家結城幸司さん
  • 第8章 思想的消費とまなざしの暴力

終章 まなざしの転換

あとがき 交差する場所をひらく
謝辞


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