わがまま詩篇 義経の犬吠 石毛拓郎詩集

f:id:bookface:20170812201104j:plain

 1996年10月、あざみ書房から刊行された石毛拓郎(1946~)と田村奈津子(1960~2001)との往復詩集。挿画は藤富保男。

往復詩集とは石毛拓郎と田村奈津子の間で互に交信された詩で、それらの詩に対応した日付が入れてある。本詩集と田村奈津子の詩集『虹を飲む日』の両者が一つの完成された詩篇で、この両著を〈わがまま詩篇〉と呼ぶことにした。刊行に関しては合体の一巻とせず、別々に一冊ずつの詩集にしたことを前記とする。

 

目次

poems

  • 断食詩人の骨壷――November 11 1994
  • あいふれた食卓――November 25 1994
  • 七日目の孔――December 12 1994
  • 推理――February 3 1995
  • 椿海些事忌――March 10 1995
  • 隠居礼讃――March 25 1995
  • 丹も朱も――May 1 1995
  • 安寧一言――July 17 1995
  • 義経の犬吠――August 10 1995
  • 泳ぐひとはしかし――November 23 1995
  • 骨壺発見――December 21 1995
  • 整骨院豊年の遺産――January 10 1996
  • 高千穂――January 25 1996
  • アンダーソンの壺――February 7 1996 
  • いる古物――February 29 1996
  • 首持聖人の肖像――July 10 1996

essays

  • 棒の哀しみ――November 25 1994
  • 最後の暗喩――February 15 1995
  • 胸奥に迫る蠅――May 1 1995
  • 自慢の骨壺――December 22 1995
  • 因業ルソー先生――February 20 1996
  • 唐九郎の酔眼――July 25 1996


NDLで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索