1983年8月、観相社から刊行された水原昇の詩集。
目次
・『白い堡壘』より
- 逝く秋の歌
- 感傷的な唄
- かなしく雨が降る
- 夜の夢のラルゴ
・『おるがんの唄』より
- 満月の短章
- 渡り鳥の来る頃
- 傷ついた愛の歌
- 鷹の唄
- 彫られざりし墓碑銘
- 春の雲のほとりに
・『戦中戦後』より
- 品川の海
- 流星の夜
- 主より 復り来たれ
- 灰色の空
- 言はけなき吐息の果てに
- 愛さへも空しく
- ブルウノオの夕映えに
・『月色の圓舞曲』より
- 月色の圓舞曲
- 流砂の歌
- 壁の十字架に
- 氷圏の午前二時
- 姉は塔になつて……
- 向日草
- 夜の底の祈り
- 戀
- 怖ろしい夜
- 紅茶を淹れる姉
- ・『窓の唄』より
- 窓に凭れて
- 窓の夜
- 窓の半日
- 窓への疑惑
- 月下の道
・『流水』より
- 貝の小吟
- はるきに寄す
- 遠景の秋
- 夕寒
- 水晶の夜
- ヴィラ・ハドリアナ
- 回想
・『りゆ・ど・れしよで』より
- 塔のある町
