2003年3月、黒詩社から刊行された斎藤庸一(1924~2010)のエッセイ集。著者は白河市生まれ。刊行時の住所は白河市士多町。
目次
・講演
・評論
- 戦後を生きた軌跡――大滝清雄の詩業をめぐって
- 詩における三つの声
- 戦後五十年と「地球」のネオ・リリシズム
- 「ゲンの馬鹿」の成立
- 現代詩の終末的現象
- 菊茸山のカーペンター
・解説
- 石川善助「候島通過」・「母の坐像」
- 山之口貘「賑やかな生活である」・「結婚」・「処女詩集」・「ミミコの独立」・「生きる先々」
- 坂本遼「春」・「恋人」
- 真壁仁「冷害地帯」・「峠」
- 淵上毛銭「縁談」・「矢車草」
- 白河地方の詩と小説
・随想
- 三野混沌の死
- 『葡萄』の四十年
- 宗祇もどしの伝説
- 詩の風土
- 詩人探訪「石川善助」
- ハダカの王様
- 石ころの話
- 小野十三郎の壺
- 心平さんの鳩笛
- 大滝清雄さん逝く
- 朔太郎の再婚
- りんごと小鳥
・書評
- 「影について」 司修
- 「宮沢賢治ふたたび」 中村稔
- 「無明無限/人間平野謙」中島和夫
- 「詩と映画と人生」杉山平一
- 「こどもの頒分」 小柳玲子
- 「46年ノート残欠」 溝口 章
- 「東京を爆撃せよ 奥住喜重・早乙女勝元
- 「天皇の逝く国で」 ノーマ・フィールド
- 「孤島の土となるとも」 岩川隆
- 「魂鎮への道」 飯田 進
- 「敗戦後論」 加藤典洋
- 「昭和天皇二つの独白録」東野真
- 「戦争と罪責」 野田正顕
- 「侵略の証言」 新井和男・藤原彰
- 「敗北を抱きしめて」 ジョン・ダワー
- 「太平洋戦争」と「もう一つの太平洋戦争」 信夫清三郎
- 「太平洋戦争とは何だったのか」 クリストファー・ソーン
- 「太平洋戦争における人種問題」 クリストファー・ソーン
- ・日記
- ガン病棟日録
年譜
後記
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