女人短歌 小さなるものの芽生えを、女性から奪うことなかれ 濱田美枝子

 2023年6月、書肆侃侃房から刊行された濱田美枝子(1947~)の評論集。編集は藤枝大、装幀は成原亜美。第22回日本歌人クラブ評論賞受賞作品。

 

目次

はじめに

第一章 『女人短歌』前史──昭和戦時下に生きた女性歌人たちの歌

  • 1 国民に課せられた時代の要請
  • 2 戦時下を映す短歌
  • 3 戦時下における短歌の私性
  • 4 敗戦を迎えた女性歌人たちの心境
  • 5 『女人短歌』の成立時期の時代背景

第二章 『女人短歌』創刊

  • 1 『女人短歌』の創刊へ
  • 2 『女人短歌』創刊への歩み
  • 3 季刊誌『女人短歌』創刊号
  • 4 文学史上の評価

第三章 「女人短歌叢書」と宣言文の変遷──『女人短歌』発展の道程

  • 1 「女人短歌叢書」の刊行
  • 2 批評精神の向上へ
  • 3 巻頭の欄から宣言文が消えてゆく──宣言文の変遷

第四章 五島美代子と『女人短歌』を牽引した歌人たち──五島美代子・長沢美津・山田あき・生方たつゑ・葛原妙子

  • 1 五島美代子──『女人短歌』の精神的支柱となって
  • 2 長沢美津──『女人短歌』に生き続けた歌人
  • 3 山田あき── 民衆とともに
  • 4 生方たつゑ──知的視点と民俗学的感性
  • 5 葛原妙子──確かな論客

第五章 『女人短歌』の存続から終刊へ

  • 1 真剣勝負の向上心を具現化した場の継続
  • 2 会員たち相互による研究深化の方向へ
  • 3 『女人短歌』の存続を担った女性歌人たち──森岡貞香・真鍋美恵子・樋口美世
  • 4 終刊

参考文献・図版出典
折口信夫「女人短歌序説」
『女人短歌』関連年譜

あとがき


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