永田紅
2023年3月、砂子屋書房から刊行された永田紅(1975~)の第5歌集。装本は倉本修。塔21世紀叢書363篇。 『いま二センチ』は、『春の顕微鏡』に続く第五歌集である。二〇一二年から二〇一五年末までの四年間、三十六歳から四十歳の四八八首を収めた。 コロナ禍…
2018年9月、青磁社から刊行された永田紅(1975~)の第4歌集。装幀は濱崎実幸。塔21世紀叢書331篇。 読み始めても、なぜかいつも前半で止まってしまって、読みさしのままで閉じてしまう長編小説がある。読んでしまわなければと気にかけ、鞄に入れて持ち歩き…
2007年12月、角川書店から刊行された永田紅(1975~)の第3歌集。装幀は田口良明。21世紀歌人シリーズ。塔21世紀叢書111篇。 二〇〇一年から二〇〇七年にかけて、二十五歳から三十一歳までの作品をまとめて一冊とした。『日輪』、『北部キャンパスの日々』に…
2002年9月、本阿弥書店から刊行された永田紅(1975~)の第2歌集。装幀は加藤恒彦。塔21世紀叢書第17篇。 『日輪』に続く第二歌集である。本歌集は、二〇〇〇年二月号から二〇〇一年一月号まで、「日付のある歌北部キャンパスの日々」として「歌壇」に一年間…
2000年12月、砂子屋書房から刊行された永田紅(1975~)の第1歌集。装幀は倉本修。著者の父は永田和宏、母は河野裕子。 『日輪』は、私の第一歌集である。 歌集前半には、第八回歌壇賞「風の昼」および受賞第一作「黒馬」を含む、一九九五年からの三三六首を…