河野裕子

桜森 河野裕子歌集

1980年8月、蒼土舎から刊行された河野裕子(1946~2010)の第3歌集。装幀は末永隆生。 第二歌集『ひるがほ』上梓より三年間の作品から、三百余首を選び、ここに『桜森』と致しました。この三年間、何か得体の知れぬ衝迫に始終つき動かされて作歌して来たよう…

歳月 河野裕子歌集

1996年9月、短歌新聞社から刊行された河野裕子(1946~2010)の第6歌集。装幀は朝倉摂。現代女流短歌全集1。 『紅(こう)』(一九九一年刊)に続く第六歌集である。ここには、一九八九年から一九九〇年夏頃までの約一年半の作品三百余首を収めた。長い昭和が…

葦舟 河野裕子歌集

2009年12月、角川書店から刊行された河野裕子(1946~2010)の第14歌集。装幀は伊藤鑛治塔21世紀叢書第153篇。角川短歌叢書。 『母系』に続く第十四歌集である。『母系』と制作年次が重なる歌もあるが、今年に入ってからの最新作までを収めた。 去年の七月、…

あなた 河野裕子歌集

2016年8月、岩波書店から刊行された河野裕子(1946~2010)の歌選集。編集者永田和宏、永田淳、永田紅。装幀・本文デザインは濱崎実幸。 目次 はじめに 永田和宏 第一歌集 森のやうに獣のやうに 「桜花の記憶」の頃(永田和宏) 第二歌集 ひるがほ 生まれた時…

桜花の記憶 河野裕子

2012年5月、中央公論新社から刊行された河野裕子(1946~2010)のエッセイ集。河野裕子エッセイ・コレクション。装幀は間村俊一、カバー写真は永田淳。 目次 Ⅰ 皺をつまむ くしゃくしゃ、ざわっと 人魂捕獲作戦 雑貨の中で育った かじゃくし 逆立ち鯉の話 二…

うたの歳時記 河野裕子

2012年4月、白水社から刊行された河野裕子(1946~2010)のエッセイ集。装幀+イラストは唐仁原教久、デザインは飛田冬子。初出は「NDK歌壇」と「NHK短歌」。 目次 Ⅰ 葉桜 祭り 螢 花火 晩夏 秋の風 菊人形 紅葉 年の暮 正月の遊び 白梅紅梅 種を播く 桜の歌…

わたしはここよ 河野裕子

2011年12月、白水社から刊行された河野裕子(1946~2010)のエッセイ集。カバーは『子規繪日記』より。装幀は菊地信義。 目次 Ⅰ 老いの違和感とおもしろさ 四つの青磁社 芋の露 包丁と俎板 鳥居内の家 癌を病んで 疲れたら休め。彼らもそう遠くへは行くまい …

どこでもないところで 河野裕子エッセイ・コレクション 河野裕子

2014年10月、中央公論新社から刊行された河野裕子(1946~2010)のエッセイ集。装幀は間村俊一、カバー写真は永田淳。 目次 Ⅰ 生命の混沌 あんずの砂糖漬け 乳房とがりぬき 結句の責任 デビュー作 もし「をとこ」だったら オノマトペの面白さ 作歌の文字遣い…

蟬声(せんせい) 河野裕子歌集

2011年6月、青磁社から刊行された河野裕子(1946~2010)の最終歌集。塔21世紀叢書第190篇。 河野裕子の最終歌集がいよいよ出ることになった。遺歌集ということになるが、こ以降の歌集はもう決して出ることはないのだということに、あらためて無念の思いが強…

母系 河野裕子歌集

2008年11月、青磁社から刊行された河野裕子(1946~2010)の第13歌集。装幀は濱崎実幸。塔21世紀叢書第130篇。 今朝、母が亡くなった。昨夜、家族そろって見舞ったが、母にはもう目を開ける力が無かった。耳元で、お母さん、みんなが来ましたよとささやくと…

季の栞 ときのしをり 河野裕子歌集

2004年11月、雁書館から刊行された河野裕子(1946~2010)の第11歌集。装幀は加藤恒彦。塔21世紀叢書第60篇。 『日付のある歌』に続く第十一歌集である。一九九七年から二〇〇三年の終りまでの作品をまとめた。一九九八年から足かけ六年間季刊「現代短歌雁」…

日付のある歌 河野裕子歌集

2002年9月、本阿弥書店から刊行された河野裕子(1946~2010)の第10歌集。装幀は中須賀岳史。塔21世紀叢書第18篇。 『歩く』に続く第十歌集である。本歌集は、「歌壇」に二〇〇〇年二月から二〇〇一年一月号まで「日付のある歌――暮しの日読(こよ)み」と題…