1951年11月、創元社から刊行されたジュール・シュペルヴィル(1884~1960)の翻訳詩集。翻訳は中村真一郎(1918~1997)。装幀は福澤一郎(1898~1992)。
目次
散文(未發表)
- 不動の時間
- 一
- 二
- 最初の時
詩選
- 森の牝牛
- 豫言
- 運動
- 乘組員
- モンテヴィデオ
- 吐息
- 心臟
- 捧物
- 波のうへの村
- 太陽
- 振り向くな、奇蹟は…
- ききたまへ、遠くからぼくの…
- ぼくは一本のポプラを選ぶ…
- オロロン・聖母・マリア町
- 大空
- 困難な旅
- 太陽が雪に…
- 未知の友
- 外來者
- 地上を惜しむ
- 思ひだす。
- 想ひ出
- 詩人
- ぼくを目覺めさせ…
- 取り卷かれた住居
- 魚
- 誰だか知つてゐる人が、さう話した。…
- 場所を與へる
- ぼくに世界をどうせよと云ふのか。…
- 神が人間を考へる
- 雨の滴
- おゝ、かぼそい神よ
- 身體
- ぼくの中の夜と外の夜とが…
- 暗くとまどふ魂の犬共が…
- 詩のなかで歌ふもの…
- 良い見張役
- 貝と耳
- 一九四〇年
- 夜…
- 小さな森
- 重い
- 遠くからくる…
- 犬
- 「不幸なフランスの詩」
- 聖母
- 忘れつぽい記憶
- 一
- 二
- 三
附錄(一九一九年版『詩集』より)