1998年10月、雁書館から刊行された岡井隆(1928~)のエッセイ集。装幀は小紋潤(1947~)。
目次
私のめぐりの葉
- 一 岡と丘のあひだで
- 二 遺伝子の配列を読む
- 三 仕事・非仕事・反仕事
- 四 マジック・ボックス
- 五 記憶の老化について
- 六 古い患者たちの死
- 七 目線の移動について
- 八 車社会と階級社会
- 九 直接から間接へ
- 一〇 先生と生徒
- 一一 ポケットの中味
- 一二 最近執筆状況不良ナリ
- 一三 隣人論序説
- 一四 乗りものの話
- 一五 孤独について
- 一六 墓について
- 一七 自画像について
- 一八 鳥について
- 一九 年齢について
- 二〇 対話について
- 二一 ヒゲ考
- 二二 本の話
- 二三 調髪について
- 二四 一枚の絵
- 二五 大学の名称について
- 二六 スタイルについて
- 二七 戦争について(一)
- 二八 戦争について(二)
- 二九 俳句について
- 三〇 きびしい顔
- 三一 短歌芸謡説など
- 三二 反宇宙の虚無感
- 三三 話すことと書くこと
- 三四 一時間でできること
- 三五 連雀の五年
- 三六 質実剛健について
- 三七 青森の「私」
- 三八 消費について
- 三九 対談と鼎談
- 四〇 あまつ縄手について
曲れる谿谷の逍遥
- ベルリンにて
- 一 夕ぐれのない大都
- 二 鴎外記念館
- 小学校の桜花
- 自歌自注
- 一 鍵日記革袋
- 二 陰暦きさらぎの桜
- 三 少女マンガからの発想
- 四 舞ふ蝙蝠
- 五 藺草への旅
- 六 透視台上の詠嘆
- 七 涯に棲む神
- 「アララギ」終刊で考へたこと
- 政田岑生を悼む
- 好きな文章――アンケートに答へて
- 『前衛歌人と呼ばれるまで』といふ本
- 『岡井隆コレクション』感無量
- アドルノの「例の言葉」
- 「大衆への反逆」を予感する
あとがき