1968年10月、思潮社から刊行された田村隆一(1923~1998)の回想録。装幀は栃折久美子(1928~)。解説は鮎川信夫(1920~1986)と中桐雅夫(1919~1983)。
目次
- 一九二三年
- 不良少年の夜
- 非望のきはみ
- 冗漫且つ遠廻しな辯明の巻
- 三好豊一郎の禿頭
- ペルセポリスの夢も
- 埓外の招待に
- わたしの言ふことは変である
- ランプよりも巨大な思ひ出の下で
- 最初の「死」の完成
- 『一九四〇年の春』
- 死人のやうに
- 英吉利よりもとほく亜米利加よりもとほく
- Aの日記
- Aの日記(承前)
- 審判 あるいはモナリザの失踪
- 『あはれな夢』
- 僕にはもう言葉が聞えない
- 橋上の人
座談会
「若い荒地」を語る 鮎川信夫 北村太郎 田村隆一 中桐雅夫 三好豊一郎
解説