1988年7月、思潮社から刊行された北村太郎のエッセイ集。写真はやまだしげる、装幀は東幸見。
目次
Ⅰ詩の光 詩の影
鮎川信夫
- さらば、鮎川信夫
- 秋霜烈日の死
- 二十歳前後
- 一九八六年歳末
- 月刊「荒地」のころ
- 絶望と怒り
- 戦後数年の思い出
- 〈死からの視線>
- <やさしさ〉と〈こわさ>
- 異様に透きとおった目
山本博道
- まとわりつく性愛
Ⅱエンターテインメント
- 翻訳者は裏切り者
- 初めの百枚
- 翻訳と校正
- ぼくの〈字引〉観
- 『アリス』を楽しく訳して
- 誤訳を承知で
- 初めよければ
- ガセネタ
- ミステリとわたくし
- スパイとスパイ小説――ある翻訳書のあとがき
Ⅲ土地の記憶 人の記憶
あとがき