1974年6月、光和堂から刊行された草野比佐男(1927~2005)の詩集。きり絵は榎山和夫、装幀は杉本康明。
目次
Ⅰ
- 炉ばたの歴史
- あなたにだれかが。
- 遠い京浜
- 元日の女
- 新年
- 正月が好き そしてきらい
- あれはあなたかしら
- 葦の反撃
- 村の女は眠れない
Ⅱ
- 阿武隈の燕
- ひとりぼっちのジョニー
Ⅲ
- 陶磁器婚
- おまえは旗を
Ⅳ
- 木の葉がいちまいあればよい
- 贋の仲間
- すべて商品
- 僻地譚
- 人狩りの季節がまた
- 断片 または村に孤り
- 杉を測る
- おまえに田圃を遺す
- 梟のゆくえ
- 霜月大風
- 憎いのはきみら
- 大人のための子守唄
- きみらは帰る
- 友よ
- 中央はここ
- 檄
- たたみのうえで死にたまえ
あとがき