1952年3月、詩行動社から刊行された別所直樹(1921~1992)の第1詩集。装画・装幀は辻一。著者は宮崎県生まれ。太宰治の弟子。
目次
跋 宮崎譲
・第一部(十四篇)
- 原始
- 十二月
- 陸橋の上で
- つらなる夜の錘の下で
- 君よ鉄を掘り返すな
- 腐臭
- その音はまだ続いている
- 街角
- 風の中で
- 新宿
- 夏の朝の物語り
- 姿の見えない部屋の中で
- 雨上りの舗道に立って
・第二部(十三篇)
- 川歌
- 嵐の後の海空に
- 野鼠
- 新宿
- 子守唄
- 弔歌
- 花の塒
- 空色の影
- 橋
- 母
- 驟雨
- 白夜
- 星影
・第三部(二十九篇)
- 春の埃
- 故郷
- 廃墟
- 新宿
- 雪
- 時
- 弾痕
- 東京
- 東京
- 敵
- 詩
- 悲願
- 勇気
- 夜
- 食後
- 風
- 黄昏
- 秋日
- 瞳
- はなびら
- たそがれ
- 雨
- くちづけ
- 涙橋
- 涙
- ひまわり
- 母
- 町
- 野火