1939年6月、金星堂から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の随筆集。装幀は福田豐四郎。新選随筆感想叢書第3。
目次
・作家の手帖
- 濁酒地獄
- 村の悲喜劇
- 村の私刑
- 汽車の中
- 兇作地點描
- 地主と拳銃
- 鰊漁場
- 鬪雞記
- 災害
- 黃金狂揷話
- 秋
- 飢ゑた小學校
- 封印された馬
- まぐろ
- バスの中
・文學論
- 農民文學の現狀
- 地方主義と地方文學
- 農民文學の位置
- 敗北の文學
- 中篇小說の時代
- 短歌私語
- 日本的表現
- ロシヤ文學の影響
- 日本文學の反省
- 「土」の美しさ
・自作案內
- 文學的自叙傳
- 鳥類物まで
- 鳥類物以後
- 自作への反省
- 說話體について
- 小說の故鄕
- 一つの心構へ
- 「鶯」のリアリズム
- 「鶯」を觀て
- 「鶯」の映畫化
- 「鶯」の場合