2010年9月、書肆青樹社から刊行された内海康也(1931~)の評論集。カバー写真はヘゲソの大理石墓碑(アテネ国立博物館蔵) 、扉写真は前1世紀~後1世紀(ナポリ国立考古博物館蔵)。現代詩論文庫2。著者は樺太知取町生まれ。
目次
- Ⅰ 詩人論
- 村野四郎・単独者の美学――『藝術』から不易流行へ
- 菱山修三私論――「懸崖」から「滴る血」まで
- 地方主義詩人福士幸次郎の残像――光と影
- Ⅱ 詩論
- 私のアルス・ポエチカ
- 日常と非日常の詩
- 「地霊(ゲニウス・ロキ)」・「言霊(スピリトゥス)」に感応する詩
- 想起としての詩(1)
- 想起としての詩(2)
- 偶然の詩学(1)
- 偶然の詩学(2)
後書にかえて