1957年9月、三笠書房から刊行されたアンソロジー。編集は日本文芸家協会。装幀は藤岡光一。
目次
一九五六年の展望・伊藤信吉
I 詩
- アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ的に・上田敏雄
- 愛の正体・安水稔和
- 畦せせり・麦の季節・井上俊夫
- あなぐら酒場のクラス会・山本太郎
- 烏賊・窪田般彌
- イシュメエル・鮎川信夫
- 苺・城侑
- 犬を呉れる・西條八十
- 運河の気分・木津豊太郎
- エスキス(34)・鎌田喜八
- 思い思いに話を出すと・藤富保男
- 鴨・会田綱雄
- 甲板・雀・高橋新吉
- 飢渇・金井直
- 傷ひらく・三井ふたばこ
- 稀薄な展開・北園克衛
- きみのあたらしい思い出・江森国友
- 径路・中野嘉一
- 独楽・高野喜久雄
- さびしい人・児玉惇
- しずかな朝・黒田三郎
- 小銃記・安西均
- SPELLBOUND・三好豊一郎
- 成形・谷川雁
- 空から降りてきた男・壺井繁治
- 第三の神話・西脇順三郎
- 濁流・小野十三郎
- 旅人の合唱・大野純
- ちいさな遺書・中桐雅夫
- 地球に初めて雪の降つた日のこと・草野心平
- 塔・金子光晴
- 遠い国・木原孝一
- 猫・斎藤廣志
- 鋏のアイディア・長谷川龍生
- 白鳥の歌・緒方昇
- 鼻息の荒い馬・安西冬衛
- 白夜の大陸・ユーカリの木・嵯峨信之
- 昼は矢を以ッて鹿を・岡崎清一郎
- 富士泥棒・冨田喜三郎
- ふなのり・風の音・中潟寿美子
- 塀のむこう・村野四郎
- 北京郊外にて・北川冬彥
- 星野君のヒント・田村隆一
- 幽霊の歌・谷川俊太郎
- 霊柩車・鳥見迅彥
- 六月・茨木のり子
- 悪い旅・水橋晋
II 詩論
あとがき
全国詩誌名覧
収録作品掲載誌一覧