1977年8月、ぬ書房から刊行された詩人論集。編集は小野十三郎。写真は横田喜代子。
目次
- 序 詩を通じての人間の連帯 小野十三郎
- 松瀬青々 ある先駆者 坪内稔典
- 与謝野晶子 母性の中心で 三井葉子
- 川田順 覚醒した長距離走者 米満英男
- 釋迢空 わたつみの胸に抱かれて 倉橋健一
- 安西冬衛 詩における謎かけの機能 福中都生子
- 阿波野青畝 存在化された自然 大橋嶺夫
- 日野草城 早熟にして晩成 伊丹公子
- 山口誓子 俳句形式の方法化へ 坪内稔典
- 森川暁水 したたかに美しく 金子晋
- 小野十三郎 大阪には小野十三郎がいる 川崎彰彦
- 伊東静雄 故郷すでになく 甲斐崎圭
- 港野喜代子 庶民の語り部 右原尨
- 桂信子 生きる証を求めて 花谷和子
- 安田章生 中世よりの行人 米満英男
- 井上俊夫 近郊農村を見つめて 川崎彰彦
- 塚本邦雄 死と抱擁する言葉 倉橋健一
- 湯口三郎 ある詩人の死 長谷川龍生
- 長谷川龍生 言葉がくすぶり匂う 三井葉子
- 金時鐘 散文的活力 松原新一
- 富岡多恵子 首のない馬が疾駆する 滝本明