ラプソディ 白石公子詩集

f:id:bookface:20180409203416j:plain

 1982年10月、思潮社から刊行された白石公子の第1詩集。装画は田中靖夫、装幀は菊地信義。附録栞は「白石公子小論/北村太郎」「おねえちゃん/宗左近」「日記/白石公子」。叢書「女性詩の現在2」。

 

 初めての詩集を出します。
 第Ⅰは二十歳の時、第Ⅱは十八、十九歳、第Ⅲは二十一の時に書いたものです。(そしてゲラを受けとった六月十五日に、二十二歳になりました)。ちなみに第Ⅰは、一所懸命何かを求めて投稿してた時のもので、主張と反抗心もまださめやらず、詩集を出したいとうわ言のようにわめいていた頃でもありました。書き続けるにつれて、しだいにほとぼりもさめて、隠やかな快い微熱のもとで処女詩集を手にすることができたのは、きっと恵まれているんだろうなと思います。
(「あとがき」より)


目次

  • くぎり
  • 詩愛
  • 日常の鬼
  • ぼくといってみたい日
  • 血切り
  • 家庭
  • 故郷のために
  • あたしは本当によくセーラー服がにあっていた

  • 私たちの抒情
  • 星埋め
  • おねえちゃんと呼べば
  • 手紙日記
  • 新婚生活
  • 私たちの日常
  • どんな口実からも離れて

  • 石の声
  • スケバンだったしーちゃん
  • 馬の尻
  • あたしらこうして大人になっていく
  • てるてるぼうず
  • 同情
  • 海とのつなひき
  • おくれてくる日々

あとがき

 

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索