1942年3月、河出書房から刊行された北原白秋(1885~1942)の評論集。
目次
一 短歌本質論
- 定型短歌論
- 短歌鑑賞論
- 短歌と信念
- 自然觀照我觀
- 律動生々論
- 詩魂常住論
二 多磨の書
- 多磨宣言
- 多磨綱領
- 短歌心緣
- 多磨の精神と態度
- 知命を踰えて
- 多磨一家言
- 多磨の書
- 薄明に坐す
- 多磨第一環狀線
- 多磨の集團
- 多磨第二環狀線
- 多磨第七年
三 歌道一夕論
- 詩歌の道
- 本格の修業
- 感興と生活
- 定型一夕論
- 詩歌の修業
- 白南風擦筆
- 鼠の口述
- 口述
- 歌を聽く
- 多作と寡作
- 『夢殿』校正問答
- 添削について
- 自力
- 消された歌
- 六角堂について
四 白秋歌話
- 晨朝歌話
- 孟夏警策
- 新秋歌話
五 作歌の體驗
- 作歌の實例
- 一紀行と短歌
- 二短歌と童謠・民謠・自由詩
- 三擬音について
- 四定石のこと、字餘りのこと、押韻のこと
- 五同音、同行音の諧調、竝びに踏韻
- 六言葉の音樂について
- 七靜と動との寫生
- 八短歌とスピードの問題
- 九觀照と境涯
- 一〇補遺
- 季節の歌の作り方
- 一序
- 二夏
- 三秋
- 四冬
- 五春
六 朱筆の跡
- 添削實例
- 照準抄
- 一照準抄
- 二硟石音
後記