2000年1月、紅書房から刊行された星野晃一による室生犀星俳句の研究書。装幀は浅井潔。
目次
関係・かかわり
人間・ひと
- 母と娘と妻
- 二人の母
- わが娘のたけに見とれける
- 生きのびし人
- 女ひと
- 「ミヤコ・ホテル」讃美
- 遠い余韻
- 春の夜の乳房
- つゆめく人
文字・ことば
- 書
- 万福寺句碑
- 時を経ての贈り物―紙―
- 売文渡世―墨―
- 筆硯新たにす―筆―
- いとし子の墓ある寺―硯―
- 犀星語
- なまめし
- すがらしい
場所・ところ
- 「確氷山上之月」
- 確氷峠行
- ふぐりを洗うあわれ
- 鯛の骨
- 夜寒
- 橋
- 接点・境界点
- 雪ふると
- 幽遠な詩情
小動物・いきもの
- 魚
- 花あわれ
- 二・二六事件の夜
- 鰯やく
- 蛍
- いのちの残光
- 蛍くさき人
- 蝉
- ふるさとを鳴く
- 愛児の死
- 夫人の発症
- つくしこいし
- 鳴かぬ輝と輝のから
- 「日記」の中に鳴く
- 春蝉
- 私の無知
- こだわるわけ
- 金沢の春蝉
- 軽井沢の春輝
- その後1
- その後2
- その後3
犀星と俳句
- 俳句と二度出会った犀星
- 最初の出会い
- 二度目の出会い
- 二度目の出会いと「幽遠」
- 俳魔を友として
あとがき
犀星句季節別一覧(本集掲載句)
関係者索引
室生犀星略年譜