1962年3月、カワイ楽譜から刊行された藤原義江(1898~1976)の随筆集。
目次
藤原義江年譜
- 藤原歌劇団誕生
- 初演「ラ・ボエーム」
- 「リゴレット」
- 「カルメン」
- クズネツォヴァと「トスカ」
- シャリアピンとクズネツォヴァ夫人
- 歌舞伎座とオペラ
- ニューヨークで「イリス」
- 伊庭孝の死に愕然
- 行ったり来たり
- オペレッタのむづかしさ
- 藤原オペラ歌舞伎座へ進出
- 再び世界一周の旅に出る
- 歌劇「夜明け」の初演
- 二人のヴィオレッタ
- 歌劇「夜明け」の初演
- 斉田愛子「アイーダ」でデビュー
- 関屋敏子の死
- 大東亜戦争勃発
- オペラへの国家援助
- ワグナーの初演
- 創立十周年を迎へる
- 「フィデリオ」の初演
- 戦局いよいよ苛烈
- 「もうオペラも終りだ……」
- 終戦直後
- 「お蝶夫人」の上演に反対する
- 三浦環さんの死
- 木下保のデビュー
- カーピ氏とズボ達の死
- 国立劇場
- 砂原美智子のデビユー
- 片山内閣と国立劇場
- 「タンホイザー」の初演
- 北沢栄のカルメン
- 恰好なオペラハウスを見つける
- 〝楽想〟
- 音楽雑誌を発刊
- モーツァルトの初演
- 「カルメン」でデビューした川崎静子
- 八年目の「ローエングリン」など
- 帝劇よさらば!
- チャイコフスキーの初演
- 東宝音楽協会の解散
- 研究所の落成
- 米国作曲家のオペラ初演
- ヒジ・小池の帰朝公演など
- 単身アメリカへ
- 都民劇場
- 砂原美智子の渡仏
- 予想のはづれた「ミニョン」
- 残念な吉田昇氏との訣別
- NHK特派でアメリカへ
- 第一次アメリカ公演
- 歌劇団の渡米を決意
- 急遽帰国して
- 第一次アメリカ公演
- 新橋演舞場で二十周年記念公演
- 第二次アメリカ公演
- 第二回の渡米公演に発つ
- サンフランシスコで立ち往生
- 土地と邸宅を低当に入れる
- やっと全員帰国す
- 「領事」「タイス」の初演
- 京田進の企画で再出発
- 斉田愛子の死
- メノッティの初演
- 「タイス」の初演など
- 第三次アメリカ公演
- 三度目の正直
- NBC歌劇団とかち合う
- 喜ばれた「ミカド」
- 第三次渡米[日]誌
- 二十五周年
- スイスで「夕鶴」の上演など
- 遂に二十五周年を迎へる
二十五年間の上演記録
あとがき