1957年3月、詩の座社から刊行された石井健吉の第1詩集。装幀は菅原克己。
目次
序文 大木惇夫
・一九五五年
- 逃亡
- 挽歌
- 女
- 女と男
- 詩
- 鳥籠
- 影
- 荒天
- 私は夕方に詩を造る
- 禿
- ウンコ
- 寂寥
・一九五四年
- 二人
- 柿の木
- 湖
- さやうなら
- 誘ひ
- 奥歯
- 約束
- 幸福
- 大地
- 上着
- 憧憬
- 風
- 夕暮
- 吐物
- 行手
- あし
- 詩人
- 僅かのパン
- 夕暮れ
- こほろぎ
- 秋
- 十坪もあれば十万人
- 間がり
- 詩
- 母子
- 吹雪
- 乞食
- 春
- 水兵独語
- 鉄脚
- ・一九四八年
- 哭かない、呻かない
- 弟
- 人生
- 鏡
- 音楽
・一九四七年
- 兄に
- らふそく
- 熱情
- 花
- 智力
- 老い人
- つぶやき
- 乖離
- なみだ
・一九四六年
- お菓子
- 女陰
- 背理
- 墓碑銘
・一九二八―二六
- 孤独
- うきぐも
- 旅人
跋 川路柳虹
覚書風に 山崎義彦
あとがき 著者