1989年7月、書肆山田から刊行された小出眞理の第3詩集。カバー装画はアレクセイ・シュリツ。
目次
- 懐郷
- 1深い夜、船窓をうつ波しぶき
- 2青いレインコートを着て、
- 3林檎の実、ミニチュアの実、
- 4倖せの一瞬h一秒間、そして、
- 5スープには庭で摘んだ香り草を、
- 6ひときわめだつ樹の美女ななかまどが、
- 7おお友らよ、
- 8「貴婦人の気まぐれ(ダームスキー・カプリース)」という
- 風景
- コロメンスコエ
- 風の神
- 雪
- 伝説
- 江戸川堤
- オシップ・マンデリシュタームへ献げる連詩から
- 幼獣
- 卵
- 鴉の羽根ペン
- アイリス
- 裸形の小児
- 樫のテーブル
- 台所室(ターフニヤ)
- 樫のテーブル
- 林檎
- 栗鼠
- あなたの死に
- 真夏のよるに
- 1消防車がうなりだした
- 2ネヴァ河の橋のたもと
- バラの木にバラの花咲く
- 連詩「千早町」から
- ミッキー
- モンペさん
- 月光
- ライネル・アンナの窓
- 奇妙な仲間(ストランナヤ・カンパニヤ)
- 猟虎(ラッコ)
- グレタ・ガルボの廃墟
- 追悼と鎮魂のための叙事詩(ポエマ)の試み
跋 江川卓
あとがき