2012年5月、北方新社から刊行された藤田晴央(1951~)の詩人論。装画は野原萌。
目次
- 三好達治――抒情の源流を訪ねて
- 清水哲男――ユーモアと悲哀の抽象化
- 清水昶――暗喩の抒情、やさしき魂の歌
- 谷川俊太郎――〈沈黙〉から〈人生〉の詩人へ
- 辻征夫――リアリズムとリリシズム
- 川崎洋――はくちょうと横須賀
- 池井昌樹――深くやわらかいもの
- 寺山修司――越境する魂
- Ⅰ俳句――なつかしい微笑
- Ⅱ短歌――外光へのあこがれ
- Ⅲ詩――モダニズムと立原のエッセンス
- 吉原幸子――わがオンディーヌ
- 茨木のり子――感受性のありか
- 石垣りん――人生を支えるポエジー
- 村次郎――鷗のリリシズム
- 小山正孝――マイナー・ポエットの光
- 宮沢賢治――意識の流れの陰影
- Ⅰ『銀河鉄道の夜』をめぐって
- Ⅱ『春と修羅』をめぐって
- Ⅲ『青森挽歌』をめぐって
- Ⅳ賢治と大震災
解説 あたたかく読む 清水哲男
あとがき