1969年8月、思潮社から刊行された粟津則雄の評論集。装幀は田辺輝男。「現代の批評叢書」5。
目次
- 詩人
- 詩人Xへの手紙
- つまりこの世は地獄
- 小林秀雄『ドストエフスキー』
- 聖セバスチァンの殉教
- ボードレールについて
- 詩法の形成
- 散文詩への志向
- 詩の言語 寺田透『近代日本のことばと詩』
- 抒情の運命 萩原朔太郎と三好達治
- ブルトン『シュールレアリスム運動の歴史』
- アルフレッド・ジャリ
- 批評の意味
- 中村稔『鵜原抄』
- 山本太郎
- 『創問者の惑いの唄』
- デュラスの『ロル・V・ステーンの歓喜』
- ミラーとランボオ
- 『テスト氏』の成立
- 詩と現代 或いはA・ランボオ
- 竹内勝太郎全集
- 竹内勝太郎の詩
- ことばの可能性と不可能性
- 吉岡実
- 詩形式の民衆化
- ヴァレリーと私
- 『七人の老人』について
- ブランショ『アミナダブ』とグラック『シルトの岸辺』 ダ・ヴィンチ論をめぐって
- 吉本隆明論
- 『固有時との対話』について
- 『固有時との対話』以後
- ひらがなとかたかな
- 『あら皮』をめぐって
- 吉行さんの詩
- ヴェルレーヌとランボオ
- 大岡信『現代芸術の言葉』
- 反歌の思想 安東次男論