2021-03-26から1日間の記事一覧
2009年1月、論創社から刊行された絓秀実(1949~)の詩論集。装幀は奥定泰之。 文芸批評のようなものを書き始めた時から、いつかは詩を論じなければならないだろうという、ひそかな強迫観念のようなものを抱いていた。それは、私の世代的な限界であるかも知…
1988年1月、黄土社から刊行された宇佐美善治(1915~)の第2詩集。著者は東京生まれ、刊行時の住所は小平市。 詩集「島への道」から二十年、その間いくたびか詩集をと思案はしたが果し得ず、いま「﨟」をおくる。 収めたものは三十二篇、その大半は本年春以…
1950年3月、月曜書房から刊行された田中英光(1913~1949)の選集。編集委員は豊島與志雄、河上徹太郎、中野重治、花田清輝。装幀は石山彰。 目次 戦場で聖歌を聞いた 生命の果實 暗黒天子と小悪魔 野狐 さようなら 魔王 聖ヤクザ 子供たちに わが水滸傅 解…