1957年4月、東方社から刊行された藤澤桓夫(1904~1989)の長篇小説。装幀は東本つね。
目次
- 寂しい家
- 日蔭の花
- 勤め口
- 清楚
- 応接室
- その妹
- 美しい青年
- 帰途
- 電話の主
- 誘い
- 子供部屋
- 或るおそれ
- 愁あるひと
- 悪い思い出
- 第一の招待
- 第二の招待
- 心の痛み
- かなしい夢
- 忘れ得ぬ眼
- 火華散る
- 花に棘あり
- 友と友
- 約束の時間
- 或る寂しさ
- 花の揺れる
- 映画館の中
- 男の胸にあるもの
- 挑戦
- 眼の言葉
- 婚約者
- 渡された物
- 第一の矢
- 手紙の内容
- ためらう心
- 来客の用件
- 呼びとめた人
- 静かな場所へ
- 山荘
- 求愛
- 旋風
- 勝敗
- この悲しみ
- 啜り泣く女
- 短刀直入
- 珠の墜ちる音
- 母の願い
- 女の幸福
- 朝の答え
- 淡雪日記