1963年8月、一間舎から刊行された清藤碌郎の詩集。實在叢書1。
詩集『境涯』に収録した作品は、第一詩集『花と終末』を出した三十年から、三十八年までの八年間に、『偽画』、『日本未来派』、『詩学』、『花粉』、『實在』、『帖面』などに発表したものである。(「後記」より)
目次
- 待つ
- 愛について
- 遠い日に
- 野は陽光のために
- 葦の歌
- 海へ
- 凋落への夢
- 蝶をめぐって
- 氷河期の夢
- 涸れた湖のほとり
- メリー・ゴー・ラウンド
- 悲願
- 雪のなかで
- 冬
- 空とデスクと眼
- 夏の園
- 旅
- 境涯
- 相関
- 部屋
- 原型
- saleté
- 花のごとくに
- 黒い招待
- 黙示録
- ある死
- ぴあにっしも
後記