1925年1月、日本社坂本榮吉によって刊行された河田正義の戯曲。
時。一九一六年以降
場所。シベリアに近い歐露のC さいふ小さい町 住民の多くは貧困な農民
人物。
主な者、
出征兵士 イワン ユーロウイッチ
貧しき小作人 一九一六年三十歲の時豫備兵として獨逸國境方面へ出征したまゝ行衛不明
妻 ガリア 二十四歲―二十七歳
男兒 アントン 三歳―六歲
女兒 エリアナ ―三歳
歸還兵 パウェル ウルキエフ 三十五歳 イワンの友人にして小作人
其他、
男
地主 セドネフ 七十歲位
小作人 コルニロフ 五十歲位
若い過激派委員 二十二三歳
放浪畫師 三十歳位
歸還兵 レオニド 三十歲位
女
リビア パウェルの妻 三十二歳
途上の老婆 七十歲位等