2017-10-13から1日間の記事一覧

公孫樹 中野武彦

1987年5月、せきた書房から刊行された中野武彦(1927~2004)の長編小説。中野は畔柳二美(1912~1965)の事実上の夫。本書は畔柳が亡くなるまでを綴った評伝。装幀は平野甲賀(1938~)。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

夕雀草 堤千代

1941年10月、新潮社から刊行された堤千代(1917~1955)の短編小説集。装幀は脇田和(1908~2005)。画像は裸本。 目次 夕雀草 遠き花 海鱸の茶碗 きぬかつぎ 母子草 夢やらひ 母 眞實 匂ひ刷毛 晩秋 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

航海術 松本邦吉詩集

1994年4月、思潮社から刊行された松本邦吉(1949~)の第7詩集。長篇詩。 本書に収載の54篇のうち、序詩(「花神」7号・一九八九年一月)と一〇番(「シコウシテ」21号・一九八九年九月)の他は、すべて「現代詩手帖」に発表した(一九八九年一~十一月号・…

犀星抄 結城信一

1996年7月、日本古書通信社から刊行された結城信一(1916~1984)の豆本。「こつう豆本120」。編者は矢部登。 NDLで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する

青い水 結城信一

1955年8月、緑地社から刊行された結城信一(1916~1984)の第1著作集。装幀は岡鹿之助(1898~1978)。 私の仕事は私の病気と一緒にはじまった。朝眼がさめたときに前夜よりも一層烈しい疲れをおぼえはじめた私は、學校へも滅多に行かなくなり、街の中を歩く…

失意と雲 真壁仁詩集

1978年11月、青磁社から刊行された真壁仁(1907~1984)の第5詩集。装幀はヒロ・カオリ。 前半は若い女性の多い銀行の行内誌に、後半は新聞の家庭欄に、一九七三年から七六年にわたって書いたもの。どちらも写真つきで発表された。その写真も、前半は事前に…

蛍草 結城信一

1958年12月、創文社から刊行された結城信一(1916~1984)の長編小説。題字は畦地梅太郎(1902~1999)。「螢草」は第25回芥川賞候補作。「轉身」は第26回芥川賞候補作。「落落の章」は第29回芥川賞候補作。 私は肉體的に不幸な宿命を負った一人の人間を、長…

第三の神話 西脇順三郎詩集

1956年11月、東京創元社から刊行された西脇順三郎(1894~1982)の第10詩集。 目次 I 猪 十月 正月三日 デッサン 雪の日 六月の朝 旅の一日 二人は歩いた 元旦 春の日 自伝 しゆんらん あかざ 茶色の旅行 夏の日 内海 はるののげし プレリュード 呪文 人間の…

モンテェニュ素描 串田孫一

1949年4月、土羊社から刊行された串田孫一(1915~2005)によるモンテーニュ(1533~1592)解説書。 目次 I 人間について 眞實の反射鏡 堂堂たる矛盾 猫 二十歲について 自殺を許される病 醫學について 老人の玩具 死の準備 II 激情について 忿怒について 殘…

呪いの木 一丸章詩集

1979年4月、葦書房から刊行された一丸章(1920~2002)の第2詩集。装幀は龍秀美。 目次 Ⅰ 切る 呪いの木 深夜の電話 七月譚 晩夏の流刑 闇の舞台 冬の法廷 Ⅱ 漏刻台伝説 わが町・シャルルヴィゴールゴーラ 石人幻想 銀泥譚1 銀泥譚2 四月譚 宿命 初出 NDL…