2017-10-14から1日間の記事一覧

星より来れる者 室生犀星詩集

1922(大正11)年2月、大鐙閣から刊行された室生犀星(1889~1962)の第5詩集。装幀は恩地孝四郎(1891~1955)。画像は函欠。 このごろ詩はぽつりぽつりとしかできない。一時のやうに、さうたやすく書けなくなつたかはり、書くときはすらりと出てくる。それ…

ソロ 谷川俊太郎

1982年4月、ダゲレオ出版から刊行された谷川俊太郎(1931~)の写真集。装幀は安野光雅(1926~)。 NDLで検索するAmazonで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する

姫の水の記 川崎長太郎

2014年3月、Tokyo Publishing House から刊行された川崎長太郎(1901~1985)の随筆集。編者は平出隆(1950~)と齋藤秀昭。《crystal cage》叢書の1冊。 本書には、小田原、箱根、伊豆といった土地にまつわって書かれた川崎長太郎の随筆から、大戦中のもの…

マチネ・ポエティク詩集 福永武彦 加藤周一 原條あき子 中西哲吉 窪田啓作 白井健三郎 枝野和夫 中村真一郎

1981年1月、思潮社から復刊された「マチネ・ポエティク詩集」。著者代表は中村真一郎(1918~1997)。 ここに復刊された『マチネ・ポエティク詩集』は、一九四八年(昭和二十三年)七月一日を発行日として、東京の溜池にあった真善美社から出版されたもので…

方法としての戦後詩 野沢啓

1985年9月、花神社から刊行された野沢啓(1949~)の詩論集。 目次 序章 総括と展望への視点 第一章 〈戦後〉の意味と位相 第二章 日本的共同体という闇から表現へ 第三章 〈敗戦〉の風景 第四章 〈戦後〉の成熟とその身体化 第五章 〈戦後詩〉の現在 ポスト…

皇帝のいない国 花田英三詩集

1976年7月、詩学社から刊行された花田英三(1929~2013)の第3詩集。写真は鈴木保広、装幀は十河雅典。 1は比較的玻近の作品で、主として同人誌「蛸」に発表したものです。 2は二十年ほど前に書いたものです。今となっては気恥ずかしいものばかりですが、…