2006年12月、思潮社から刊行された吉田広行(1958~)の第4詩集。付録栞は田野倉康一「寄る辺ない僕たちの『世界』を埋め尽くしてゆく」。
目次
Ⅰ
- 来るべきしろいノートのための、素描
- 永遠と一日
- 夕暮れ/歌う光/その角度で
- 草、ぼうぼうと
- モラ、あるいはいちまいの布
- 北京幻想
- 途上
- その手前で
- 一本の樹に
- フラグメント
- なにものでもないものが
- ゆるやかさの、まわりで
Ⅱ
- 新世界
- 数のむこう
- すべて詩は
- Memo at the seaside park
- 夏の朝の二十四時
- その白さ
Ⅲ
- 寓話
- 遠い木立、遠い丘
- On the beach
- 白い断章
- 歓びの理由
- 想い
- 風が……
- 音楽
- 素描、その果てしなさとともに