1956年12月、虎書房から刊行された不二昌男によるルポルタージュ。不二は文化評論社社主。
目次
序 北畠八穂
- 十三人の生徒たち
- 白い道
- 精薄の弟「柱さん」
- H学園の思い出
- 上野公園の娘
- 堕ちゆくもの―春枝のかなしさ―
- 下宿学園誕生
- 森田家とT先生
- お福さん
- やりくり物語
- 精薄児は殺すものだ
- 怪文書騒動記
- クリスマス
- お正月休み
- 入浴
- 夏休みの悲しい話
- ふじ子とみよ子
- 危機に立つ学園
- 学園の生活いろいろ
- 白い花々
- チリンチリンの鈴子
- 人形に添寝する娘
- 八頭身美人
- 私も妾になる
- 悲しい孤児勝子
- 五十六年の精薄生活
- その他大勢の子供たち
- 精薄児と性の問題(座談会)
- 精薄女子は守られているか
- 優生手術と結婚について
- むすび
あとがき