1972年2月、都市出版社から刊行された長沢延子(1932~1949)の遺稿集。画像は重版。解説は黒田喜夫。
目次
*印は詩
Ⅰ 友よ私が死んだからとて
- 友へⅠ
- 友へⅡ
- *旅立ち
- *涙
- *便箋
- *招待
- 私は誰よりも深く生を愛したのだ
- *雲
- 肉体と魂
- *鏡面
- かつて多感なりし日
- *うき雲
- *わだち
- *白い玩具
- すでに生存に告発されたこの身
- *星屑
- *深夜の葡萄
- 私の勝利とは…
- *手記
- *岐点
- *滅亡
- *ヨツト
- 宿命
- *光
- *「死に至る病」
- *墓標
- *別離
Ⅱ お前めくらで、びつこの娘よ
- 自殺なんて愚劣なものだ…
- *海綿
- *出発
- *乳房
- 幼ない頃から心には虚無が
- *幼なき日に詠める
- *わかれ
- *寂蓼
- *冬
- *黒い星
- 孤独
- *離愁
- *折鶴
- *おどろき
- *ひととき
- *果実
- *喪失
- *距離
- *いたみ
- Tへの手紙1
- Tへの手紙2
- Tへの手紙3
- Tへの手紙4
- Tへの手紙5
- Fに
- *生誕
- *愛らしい人に
- *被告
- *宴
- *うた
- <学生>は私にとって最大の恥辱だった
- *ロバ
- *白昼
- *寄港日誌
- Tへの手紙6
- Tへの手紙7
- Tへの手紙8
- Tへの手紙9
- *恋
- *ランプ
- *営業方針
- *テロリスト
- *聖歌
- 私の正体とは
- *海
- 理性と良心
- *歴史
- *カード
- *みち
- *帰路
- 私の詩集は…
- *困惑
- *葦
- *アカツキ
Ⅲ 二十世紀よ私はお前の混乱の中に生まれ
- 私は純粋な行動が欲しかった
- 真実
- Tへの手紙10
- Tへの手紙11
- Tへの手紙12
- *造主
- *褐色の女
- Tへの手紙13
- Tへの手紙14
- *未開花
- *トリロ
- コミュニズム・青共・民衆
- *白いランプ
- *幻の十二階
- *告白
- *ハタ
- 東洋の誕生と日本
- *サケビ
- *ニツポン
- すばらしい無秩序と乱雑さの中で
- *十字路
- 私は破船した
- *挽歌ⅠⅡⅢ
- *鎮魂曲
ノコさんのこと=高村瑛子
解説=黒田喜夫