
2000年7月、花神社から刊行された鍵和田秞子(1932~2020)の第6句集。装幀は熊谷博人。著者は神奈川県生まれ、刊行時の住所は府中市栄町。
『風月』は私の第六句集になる。平成七年から平成十一年夏までの作品から、三百九十句を撰んだ。今年西暦二〇〇〇年の九月に、俳誌「未来図」は二〇〇号に達する。多くの皆様の御支援により、これまで歩み続けることが出来て、感謝の他はない。私としてもその二〇〇号記念を一つの区切りとして、『風月』を編むことにした。
纏めてみると、旅先での風物に触れて生まれた句も多い。講師や選者として各地へ行った時、一、二日の余裕を作って、その土地での吟行を試みてきた。それによってその季にその地でなければ体験出来なかった季語を知ったことは、大きな喜びであった。近年、季語に関する執筆も多かったので、心身を通して季語の本意・本情を知り得たのは貴重であった。
各地の自然に感謝の意をこめて、『風月』と名付けた。さまざまな折・場所でお世話になった皆様にお礼を申し上げたい。
(「あとがき」より)
目次
- 平成七年
- 平成八年
- 平成九年
- 平成十年
- 平成十一年
あとがき
初句五十音索引