
2011年9月、ふらんす堂から刊行された竹岡一郎(1963~2024)の第1句集。装幀は和兎。著者は大阪府生まれ、刊行時の著者の住所は大阪府吹田市。
平成四年夏、鷹新人スクール二期生に入り、初めて俳句を作った。二十九歳だった。
本句集には、平成四年夏から平成二十二年秋までの作、八百五十六句から三百五十五句を収録した。
十八年余の結果がこれだけかと思うが、顧みても儚々たるばかりの中から兎も角、句集一冊は遺せた。以て瞑すべきか。
句集を編むに当り、師事する小川軽舟先生に再選をお願いした。選句頂いた稿を読み、「選は再創造である」と、改めて感銘を受けた。身に余る序文と帯までも頂いたこと、軽舟先生に深く御礼申し上げる。
初学より十二年余、今は亡き藤田湘子先生に御指導頂いた。厚く御礼申し上げる。
同じく初学より七年、小澤實先生に御指導頂いた。遠くより唯々御礼申し上げる。
平成十一年夏より七年余、今は亡き伊沢惠さんに御指導頂いた。いつも懐かしく有難く思う。
句集上梓に当り、鷹編集長・髙柳克弘さん、装幀頂いた和兎さんに大変お世話になった。心より御礼申し上げる。
私は、高野素十の句が好きである。この十八年、素十の無欲にして高貴な句に惹かれて止むことがなかった。
そして今は、高濱虚子の句を思う。虚子の真正面からの写真を、折に触れて見る。昭和十二年、虚子六十三歳の姿である。その視線に対する時、大業物と向き合うが如き高揚を覚える。
(「あとがき」より)
目次
序 小川軽舟
- Ⅰ平成四年~同七年
- Ⅱ平成八年~同十一年
- Ⅲ平成十二年~同十三年
- Ⅳ平成十四年~同十六年
- Ⅴ平成十七年~同同十八年
- Ⅵ平成十九年~同二十年
- Ⅶ平成二十一年~同二十二年
あとがき