1979年6月、国文社から刊行された黒田喜夫の評論集。装画は小野絵里、装幀は三嶋東典。
目次
Ⅰ
- 一人の彼方へ
- 一 譚詩《葦の湿原のかなた》
- 二 鎮らざる地の歌
- 三 譚詩《原野へ》
- 四 土着と亡滅
- 五 歌と郷 (Ⅰ)
- 六 歌と郷 (Ⅱ)
- 七 歌と郷 (Ⅲ)
- 八 異郷と調和空間
- 九 北方の歌
Ⅱ
- 亡びに立つ
- ――土着とは虚構であるか
- 言葉の存在へ――裂ける村恋い
- 谷川雁への手紙
- 自然回帰とナショナリズム――清水昶への返信(一)
- 根源と欠除――清水昶への返信(二)
- 自らの神をこそ曝け――清水昶への返信(三)
あとがき