1943年6月、実業之日本社から刊行された窪川稲子(1904~1998)の随筆集。装幀は阿部金剛(1900~1968)。1997年3月、大空社から復刊された。
目次
・文學的故郷
- 文學的故郷
- 文學的自叙傳
- 小説の勉強
- ある思ひ出
- 女性と諸書
- 若い日の經驚
- 文學に志す女性へ
・作家の表情
- 「わが小説論」といふ課題
- ロマンについて
- 私小説と客觀小説感
- 動について
- 文學と讀者
- 作家の表情
・映畫隨想
- 昧畫のリズム
- 藝畫映畫と文藝映畫
- 映畫と演劇
- 配役の魅力
- 試寫室の映畫
・觀劇記
- 幽靈
- 金錢
- 裸の町
- 前進座
- 「夜明け」第二部
- 女人哀詞
- 三人の女優
・讀んだもの
- 「舊聞日本橋」のこと
- 「白銀の川」について
- 圓地さんの「日本の山」
- 宇野さんの「月夜」
- 「朝の果實」を讀む
- 「長女」の感想
- 「大日本女性人名辭書」の完成
・小さな感想
・婦人作家の道
- 地肌の眞實
- 言外の空氣
- 女らしさ
- もの言はぬ女