
1967年7月、山梨シルクセンター出版部から刊行された若谷和子(1943~)の詩集。装幀挿画は藤田ミラノ。
目次
・耳があなたをおぼえてる
- 耳があなたをおぼえてる
- 私は風に名前をつける
- 起きててよかった
- 夜の雨には色がない
- 少しもねむたくないときは
- ねむれぬ夜更けに
- わたしだけの時間
・かなしみという色は
- あなたは日ぐれのとおり雨
- かなしみという色は
- わたしの財布は小さすぎる
- わたしひとりの住み家じやない
- 銀のコンポート
- わたしのスケッチブック
- ほくろがひとつ
- おやすみなさい
・懐中時計とアンブレラ
- エレクトーンによせて
- 粉っぱい春
- 五月のウタ
- 初夏の窓
- 夏のプロローグ
- ネクタリン
- 懐中時計とアンブレラ
- 風のふく日は
- つばめはなんでもみぬいてた
- ペーパーナイフの二羽の鳩
- 故里を絵に
・屋根裏の九月
- 海は背中に
- 秋をしらせる雨
- 屋根うらの九月
- ちぢれてる秋
- なにかいいことあるらしい
- わたしの夜
- きこえない雨
- 小さなほら穴でくらしてみたい
・おとなのための子守唄
- においのある子守唄
- しぐれの夜の子守唄
- 遠くへ消えて
・足あとが語るはなし
- 木枯しのアリア
- おもいでの中のシルエット
- 足あとが語るはなし
- お皿の中のマリア様
- 古い讃美歌ひざにおき
- クルクムックルップル
- 二月のうた
- 雪はソキソキ