
2006年10月、思潮社から刊行された斉藤倫(1969~)の第1詩集。装画は田中景子、装幀は芦澤泰偉。新しい詩人6。
もう十五年以上もあたためていたテーマです。
ようやく形にできました。
すぐれた歌い手であり、音楽家であり、哲学者であり、
神でありながら、人として苦しみ、
死んだ後も宗教の始祖にまつりあげられ、
そして、あっさり歴史のすきまに消えた、オルペウス。
ことばで定位することがむずかしく、
つねに、あるグラデーションでしか存在をゆるされない彼に、
ぼくは魅かれてやみません。
まだとうてい答えを出せたなんておもえませんが、
まとめるきっかけをくれた思潮社の三木昌子さん、
すてきな星空をくださった田中景子さん、
そしてお読みいただいたみなさまに心から感謝いたします。
ありがとう!ありがとう!
おかげで、すこしだけ先に進めそうです。