列島

不帰郷 黒田喜夫詩集

1979年4月、思潮社から刊行された黒田喜夫(1926~1984)の第4詩集。挿画は若林奮(1936~2003)、装幀は田辺輝男。 《言葉》のあとに――あとがきに代えて 言葉なき原野 そしてそこからの幻野言葉なく原野はわが故郷でありしかも現(うつつ)になにごとか悶え…

遠くと近くで 菅原克巳詩集

1969年7月、東京出版センターから刊行された菅原克己(1911~1988)の第4詩集。 人はどんなにしても、その歩いてきた年以上には出ることができぬ、と誰かが言っていたが、ぼくの詩もごらんの通りの始末である、。だが、それにしても読みかえしてみると、もっ…

子供の情景 瀬木愼一詩集

1954年9月、書肆ユリイカから刊行された瀬木愼一(1928~2011)の第2詩集。 戦争がおわると間もなく、病気になつた。完全な治療をまたずに、再び、ベッドからほおり出された。このような生長史の過程を、わたしは詩に書いてきた。そして今、詩集を編集するた…

ペタルの魂 木島始詩集

1960年、飯塚書店から発行された木島始(1928~2004)の第3詩集。解説は大岡信(1931~2017)。 木島始の詩はとっつき易いものではない。これは詩だけにとどまらず、彼の小説でも少年文学の創作でも、いや翻訳でさえも、そうだといえるかもしれない。 この文…

日の底 菅原克己詩集

1958年に飯塚書店から発行された菅原克己(1911~1988)の第二詩集。 ……さて、菅原克己、詩稿を携えきたりて、僕に解説を求む、光栄なりといえど、その任にあらざるをいかんせん、まことに人生字を識るは憂患の始とかや、貪人眼前を思い富人来年を思うという…

私の探照灯 木島始詩集

1971年、思潮社から発行された、木島始(1928~2004)の20冊目の著書となる詩集。 いつしか作品がたまってきていて、既刊の二冊いらいの作品を本で見たいというひとにも、出会うことがあり、わたしは、意を決して一本にまとめようと思った。 しかし、量がか…