1953年5月、未来社から刊行された木島始(1928~2004)の第2詩集。デッサンは柳澤昌義。
目次
詩・わが年代記
- 起點
- 戰後
- 師よ
- 大學
- 徴候
- 嘔吐
- 虐殺
動物・鑛物・植物
- 牛
- 麥
- 鳩
- 電氣機關車
- 通勤人群
- 向日葵
- 主婦たち
- 穗高嶽
谺
- 霧
- 位置について
- 風とともに徒渉する
- 霧明け
- 五月の香り
- 戀よぼくらふたりの
- せいめいの
- 夜の推移をみはりつゝ
- とおくのひとに
- 初春に
- きみの眼よやさしく燃えよ
- ぼくたち地下水の
- 映す
- 遠望
- 友の死は
- 嚴寒の河岸を追うて
星芒よ 瞬け(長詩)
直射
- 日比谷
- ポプラそびえたつ斗いの土地に
- 五・三〇の免彈にたおれた小學校教員の妹よ
- 豫兆
- 病果
- 悼む
- ポール・エリュアール
- 誕生
- 序曲
- 部署
- 獄中におくるハガキ
斷章
- Ⅰ
- Ⅱ
- Ⅲ
- Ⅳ
- 螢の跳梁(長野)
跋(凝血にふるえる葉先) 野間宏